節水はコストダウン＋企業イメージアップに直結する

企業として節水に取り組むという姿勢は、
環境保全への意識が高いという良いイメージを外部にもたらします。
しかし、社員一人一人の意識を向上させなければ効果が見いだせないとの印象から、
「手間がかかりすぎる」「普及に時間がかかる割に見返りが少ない」
といった固定概念が根強いことも事実です。
節水で得ることができるメリットについては、まだ浸透していないのが実情です。

節水を行うことによって、企業が実感できる利点の大きなものの一つとして
コストダウンが挙げられます。
水は、どのような業種であっても使われる資源ですから、
必要を超えて消費されている量を見直すだけでも
大きな還元につながるでしょう。
運営を行うためのランニングコストを削減することは、
多くの企業にとって課題となるべき対象と捉えられているので、
無理のない取り組みを目指すことで十分なメリットが得られると考えられます。

2015年現在、環境を保つことへの関心はより大きな高まりを見せています。
近年の電力不足なども、節水と重要な関わりがあることをご存知でしょうか?
水をくみ上げる・供給する・排水するなどの作業には、
たくさんの電力が消費されているのです。
こういった貴重なエネルギーを大切に使うという取り組みを
積極的に実施していることが外部に認識されれば、
メディアなどで活動をPRする機会も得られる上、
環境保全という付加価値のついた製品を開発するチャンスも出来るでしょう。

あるアンケート調査によると、
節水によってコストダウンを実感できた企業は、全体の約50％弱にのぼるそうです。
また、企業イメージの向上につながったとする企業も同程度あり、
実感性ある節水の現状が見える結果となりました。
コストダウンとイメージアップに直接関わる節水に、
是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。